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『粘土の大地』に……ソイルバッグが世界で活躍!

現地で手に入る材料で工事でき、自然に優しい点に注目した東京の自然保護グループが採用した「高規格土のう工法」。マサイマラ国立保護区内に、幅4メートルの「土嚢ロード」一車線が建設中です。

現地は約4カ月にわたる雨期になると、道路が水につかり、車のタイヤが沈み込んで立ち往生し、生活物資の輸送さえままならなくなります。乾期にも土の道路に車のわだちが深く残るため、きちんとした、水に強い道路建設が課題でした。

今回は、雨期にも水没しないよう土のうを4段積みにして、周囲より高く施工しています。土のうを土でカバーしているため、動物のひづめを傷つけることもなく、緑化も自然にできます。

本工法は日本国内で1,500カ所以上の施工実績がありますが、工費が安いため発展途上国にも導入しやすく、これまでにイラン、東ティモール、ネパールでも使われています。

本ケースではケニアで道路プロジェクトを進めている日本のグループからの相談を受け、2006年11月上旬に現地に入って住民に土のう積み道路の作り方を指導し、まずは幅4メートル、長さ50メートル分を試験的に作るところから始まりました。この土のう積み道路が2006年12月から2007年3月の大洪水 にも耐えたので、関係者は一様に感銘の声をあげています。

木村亮京大教授(NPO法人道普請人理事長)によると、農作物を収穫しても家から幹線道路までの道が通れないため出荷できず、貧困に拍車をかけていとのことです。失業率が50%と高いこの地域では、土のう積み道路作りが雇用対策にもなります。本研究会は、すべて『現地調達』でできる土のう積み道路が人々に愛され、アフリカ中に広がることを願っています。

 

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ジオシンセティックス論文集投稿 2010年12月4日

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