ペルーの古代インカ帝国の神殿の基礎から多数発見された、葦(あし)で編んだネット状の袋で小石を包んだ「シクラ」。
人類最古の免震装置ではないでしょうか…?
よく見ると土のうに似ています!
目次
古代にもあった土のう技術


こちらが「シクラ」と呼ばれる、葦で編んだネット状の袋で小石を包んだものです。

CGによりイメージを作成するとこのような構造です。
これを下の図のように並べて、建物の基礎とします。


古代では、最終的に以下のような建築物を建設していたようです。

上の図のように、今では土のうとして知られているものによく似たものが、建物の基礎として使われていました。
古代の人々も、土を包むことによって建物の土台部の強度を上げることができるということが、感覚上わかっていたことが伺えます。
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