古代に土のう技術?ペルーの古代インカ帝国で「土のう」の前身

古代に土のう技術?ペルーの古代インカ帝国で「土のう」の前身

ペルーの古代インカ帝国の神殿の基礎から多数発見された、葦(あし)で編んだネット状の袋で小石を包んだ「シクラ」。

人類最古の免震装置ではないでしょうか…?

よく見ると土のうに似ています!

目次

古代にもあった土のう技術

「シクラ」と呼ばれる、葦で編んだネット状の袋で小石を包んだもの
「シクラ」と呼ばれる、葦で編んだネット状の袋で小石を包んだもの

こちらが「シクラ」と呼ばれる、葦で編んだネット状の袋で小石を包んだものです。

CGにより作成した、「シクラ」と呼ばれる、ネット状の袋で小石を包んだ「土のう」によく似たもののイメージ

CGによりイメージを作成するとこのような構造です。

これを下の図のように並べて、建物の基礎とします。

古代においても、土のうのようなものが建物の基礎に使用された
古代においても、土のうのようなものが建物の基礎に使用された

古代では、最終的に以下のような建築物を建設していたようです。

古代においても、土のうのようなものが建物の基礎に使用された

上の図のように、今では土のうとして知られているものによく似たものが、建物の基礎として使われていました。

古代の人々も、土を包むことによって建物の土台部の強度を上げることができるということが、感覚上わかっていたことが伺えます。

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