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10.282012
液状化対策道路にD・BOXが採用される@茨城県
茨城県神栖市の道路液状化対策。
NHKニュースにも取り上げられました。
下層路盤として敷設され転圧された幅9列(9m)のD・BOX-LS100(液状化した砂と水のうち、袋のフィルター効果によって砂の流出は抑え、水は抜いて水圧を下げる。地震動や交通振動の減振効果もある)。
以前の液状化を起こした路盤の状態(路盤材に石灰分が含まれており、固まるが水は通しにくい。液状化対策には水を通す―水圧を下げる―ことが肝要である)
敷設のために道路脇に積み上げられたD・BOX-LS100の様子(その1)
敷設のために道路脇に積み上げられたD・BOX-LS100の様子(その2)
東日本大地震時に液状化現象を起こしたと思われる細かい砂
道路脇の民家の液状化による大きな傾き
その民家の基礎の沈下や傾きの状況(住めなくなっている)
神栖で道路の液状化対策工事
「東日本大震災で液状化の被害を受けた茨城県神栖市で19日から道路の液状化対策工事が始まりました。
東日本大震災で市内の道路に段差ができるなどの液状化の被害を受けた神栖市では復旧工事は進みましたが、今後の災害に備えた道路の液状化対策工事はまだ進んでいないのが現状です。
神栖市はこのほど国からの補助金が認められたのを受け震災から1年半あまりたった19日、市の道路の液状化対策工事を始めました。19日は息栖地区の市道 および820メートルの工事が行われ、液状化の影響で水を含んでも形が崩れず破れにくい特殊な土のうをアスファルトの下に敷き詰める作業が行われました。
この土のうは、大きさが縦横およそ1メートル、厚さが25センチほどで、1袋の重さがおよそ400キロあり、震災後は住宅の液状化対策として利用されていますが、道路に利用されるのは珍しいということです。
神栖市によりますと、息栖地区の市道の液状化対策工事の費用はおよそ2億円で来年1月ごろまで続けられ、液状化の被害を受けた市内2つの市道についても対策工事を進めることにしています。」
―NHK首都圏NEW WEBより