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土のう(ソイルバッグ)工法とは?

1990年頃から行った模型実験を通して、鉄やコンクリートと比べると、木っ端微塵に壊れている砂のようなバラバラの材料の最も有効かつ確実な補強法は、”完全に包み込んで拘束することである”と思い付きました。そして、世の中には昔から「土のう」というものがあることに気づきました。
その後、「土のう」を適切に配置することによって、5つの効果(軟弱地盤育成強化、液状化・振動・地震動低減、凍上防止)があることを徐々に見つけていきました。
”土も人も温かく包まれて一致する時、普通を超えた力を発揮する”というのが土のう工法の真髄です。
*詳しくは、「地盤工学の新しいアプローチ〜構成式・試験法・補強法」(松岡 元、京都大学学術出版会、2003年)の第3講を参照。
代表者『 松岡 元 』のプロフィール


私、松岡 元は、若い頃には、土粒子1個1個がどのように動くかなど徹底した基礎研究に打ち込みました。物事の根源―本質―を見極めたかったからです。
私の研究人生を振り返ってみますと、大きく見て2つのことを、幸運に恵まれて、成し遂げられたようです。
①SMP(松岡・中井)破壊規準を発見
土質・地盤技術者がよく用いているモール・クーロン破壊規準(粘着力cと内部摩擦角φで規定される)の3次元版に相当するSMP(松岡・中井)破壊規準(空間滑動面ーSMPーに基づいた土質材料の破壊規準)を1974年に発見できたのは幸いでした。


このSMP規準は、金属材料に対するトレスカ規準、ミーゼス規準とも明快に位置付けられます。
(ただし、土質材料は圧縮応力、金属材料は引張応力の違いがある。)
*詳しくは、「土質力学」(松岡 元、森北出版、1999年)pp.143-149、および「地盤工学の新しいアプローチ〜構成式・試験法・補強法」(松岡 元、京都大学学術出版会、2003年)pp.22-35 参照。
②土のう(ソイルバッグ)工法の持つ多様な効果を解明し、D・Box工法へ進展
土のようなバラバラの材料の最も有効かつ確実な補強法は、”完全に包み込んで拘束することである”と思い付いて、土のう(ソイルバッグ)工法に着目し、いわゆる”一石五鳥の効果”(軟弱地盤育成強化、液状化・振動・地震動低減、凍上防止)に徐々に気づいていきました。
その頃、メトリー技術研究所(株)野本 太社長との出会いがあり、彼の素晴らしい構想力によってD・Box工法へと進展したことは大きな喜びです。
*詳しくは、「D・Box工法の設計・施工の基礎 ー地盤育成強化と液状化・振動・地震動低減ー」(松岡 元、山本春行、野本 太、森北出版、2020年)の「まえがき」他 参照。
主な著書
❶ 松岡 元:「土質力学 (基礎土木工学シリーズ 15) 」、森北出版、1999.


これは、著者の実験、施工例など、写真類を多用して土質力学の基本を丁寧に解説した大学・高専の学生のためのテキストです。
❷ 松岡 元:「地盤工学の新しいアプローチ -構成式・試験法・補強法」、京都大学学術出版会、2003.


これは、著者らが行ってきた3つの研究内容、すなわち
- 第1講「新たな土の弾塑性構成式」
- 第2講「最も簡単な地盤の原位置せん断試験法」
- 第3講「敵を味方につける地盤の補強法」
から成り立っています。
❸ Hajime Matsuoka and Sihong Liu:「A New Reinforcement Method using Soilbags」, Taylor & Francis(Formerly A. A. Balkema) Group, London, UK, 2006.


これは、「地盤工学の新しいアプローチ〜構成式・試験法・補強法」の第3講を英訳して、その後の研究成果を追加したものです。
共著者 Sihong Liu氏は、当時名古屋工業大学の私の研究室の中国人留学生で博士号を取得し、現在は中国南京市の河海大学水利水電工程学院の教授です。
❹ Hajime Matsuoka and De`an Sun:「The SMP Concept-based 3D Constitutive Models for Geomaterials」, Taylor & Francis (旧A. A. Balkema) Group, London, UK, 2006.


これは、「地盤工学の新しいアプローチ〜構成式・試験法・補強法」の第1講を英訳して、その後の研究成果を追加したものです。
共著者 De`an Sun 氏は、当時名古屋工業大学の私の研究室の中国人留学生で博士号を取得し、現在は中国上海市の上海大学土木工程系の教授です。
❺ 松岡 元, 山本春行, 野本 太:「D・Box工法の設計・施工の基礎ー地盤育成強化と液状化・振動・地震動低減ー」、森北出版、2020.


これは、一つの工法が五つの効果
- 軟弱地盤対策
- 液状化対策
- 交通振動対策
- 地震対策
- 凍上対策としての効果
をもたらすことを説明しています。
まさに “ 一石五鳥 ” の工法です。













